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キャリア教育プログラム 「やりたいこと」を探究する高校3年間


キャリア教育プログラムの3つの柱

高大連携プログラム
高大一貫7年間教育のため、高大連携プログラムが充実しています。この連携プログラムは高校生の時からいち早く大学の先生方から授業を受けることができるものです。1年の「基礎探究」の授業からスタートします。受験教育を主眼としないため、最終的には自分の興味のある分野について学ぶことができます。

社会人育成プログラム
ある調査によると、社会人に求めたいスキルは、コミュニケーション力・主体性・チャレンジ精神が上位となっています。高大一貫7年間教育を通して、社会に貢献できるエンジニアを育成します。社会人育成プログラムでは、1年と2年の4月に実施する新入生合宿や修学旅行を主軸に置きながら、学校生活全般で学んでいきます。

表現力育成プログラム
表現力は意見を正しく相手に伝えられる力だと考えています。「相手に伝えられる」とは、小論文のような文章で伝えることもありますし、プレゼンテーションのような発表の場で伝えることもあります。3年間を通して、さまざまな表現力を学んでいきます。

新入生合宿:技術コース1・2年生

令和5年4月18日、19日1泊2日で山梨県の「森と湖の楽園」で技術コースの1・2年生が新入生合宿を行いました。
アドベンチャーゲームやほうとう作りを1・2年生混合チームで取り組み、
学年を越えた交流を通じて、高大一貫7年間ともに学ぶ仲間の絆を深めました。
また、2年生は魚のつかみ取りを行い、初めての体験に心躍らせていました。

アドベンチャーゲームで盛り上がりました

みんなで協力してほうとうを作ります

美味しいほうとうができました

みんなで食べるほうとうは心も体も温まります

2年生は魚のつかみ取りをしました

なかなか捕まえられず悪戦苦闘

4月18日 9:30 「辻堂海浜公園東駐車場」集合
11:30 「森と湖の楽園」到着
11:45 ほうとう作り
15:15 チーム対抗アドベンチャーゲーム
18:00 1年生 バーベキュー 2年生 「フジプレミアムリゾート」に移動し夕食
19:15 入浴
20:00 「富士の宿おおはし」へ移動し入浴
21:00 就寝
4月19日 6:30 起床
7:30 朝食
9:00 「森と湖の楽園」に到着
9:30 1年生 防災エンターテイメント 2年生 ニジマスつかみ取り
11:45 ダッチオーブン料理体験 バーべーキュー
14:00 「森と湖の楽園」出発
16:00 「辻堂海浜公園東駐車場」到着
解散

1年生 技術コース新入生保護者会

令和5年4月15日新入生保護者説明会を実施しました。湘南工科大学の木枝学長は、大学と附属高等学校の連携授業について、生徒たちが大学の講義を受講することができ、大学の教員と交流することができる貴重な機会となっているという説明をいたしました。。
附属高等学校コース統括部の齋藤主任は技術コースの特色や高校3年間の流れについて、生徒たちが主体的に興味や能力に応じて様々な授業やクラブ活動に参加することができるため、自分自身をより深く知り、将来の進路について考えることができるようになっていると説明をいたしました。

令和4年度金沢研修旅行 (令和5年度以降については未定)

3年生

2022年6月16日、17日の2日間で、技術コースの3年生が研修旅行で石川県の金沢市に行ってきました。本来なら2年生時この研修は実施する予定でしたがコロナの影響で延期していました。今回はコロナ感染対策を徹底しながら、計画通りに実施することができました。その土地の自然、歴史、文化、伝統などに直接触れることにより将来展望の一助になったと思います。初日は金沢21世紀美術館や箔巧館で見学し、石森木工ではかんな削りの体験や組子コースター作りに挑戦しました。2日目は班別自主行動で、金沢の町を歩き、城下町の風情を味わうことができました。

2年生

2022年9月21日~22日の日程で技術コースの2年生の生徒が研修旅行で石川県の金沢市に行ってきました。コロナ禍の中でしたが、コロナ感染対策を徹底しながら、計画通りに実施することができました。初日は金沢21世紀美術館や箔巧館を見学し、石森木工ではかんな削りの体験や組子コースター作りに挑戦しました。2日目は班別自主行動で、金沢の町を歩き、城下町の風情を味わうことができました。その土地の自然、歴史、文化、伝統に触れ、生徒にとって貴重な2日間になったのではないかと思います。

1日目 8:44 東京駅発 はくたか555号
12:30 石森木工
14:40 箔巧館
15:30 金沢21世紀美術館
18:00 夕食:ホテル
2日目 8:30 班別自主行動
14:15 金沢駅集合
14:47 金沢駅発 はくたか556号

1年基礎探究 技術コース

1年生の基礎探究は自分の興味関心、可能性を知ることで、やりたいことの発見につなげる授業です。やりたいことを見つけるには、まずは自分自身をよく知ることが大切です。

授業では心理的競技能力診断検査(DIPCA)という心理検査を行い、自分の精神力を可視化してもらいました。
得点に関係なく、自分自身のことを客観的に見れることを狙いとしています。
隣の人と見せ合いながら、自分の心理的特徴を見ることができました。
また、「なりたい自分」になるために具体的にどう行動していくかを考えてもらうために、マンダラチャートを書いてもらいました。
マンダラチャートに関しても、「なりたい自分」が書けないことがいけないことではなく、現状としてまだなりたい自分をイメージできていないということに気づき、これからなりたい自分を見つけるためにチャレンジをしよう、というマインドになってくれたらと思います。

次の授業では色を用いた行動心理学で一人ひとりが自分自身を探究していきました。まず、円座で、花と蝶々でペアをつくり、ふたりで1-2-3を数えるという単純なゲームなのですが、だんだんレベルを上げていき、そこに潜む深層心理をお互いに振り返りあうことで、自分自身の行動の特性を見つめる良い機会となりました。そのあと、4つのココロのイロの傾向を自分たちの体験をもとに、まとめるディスカッションの時間から発表という流れをつくりました。

別の授業では日本の安全保障問題について、解説→質疑応答→解説→質疑応答という感じで進み、最後にグループディスカッションを行いました。「日本がウクライナのように他国から軍事侵攻を受けた場合、あなたは戦いますか?それとも逃げますか?またその理由はなぜですか?」がテーマでしたが意外に盛況となり活気がありました。多くの生徒が素直で協力的でしたので時間が経つにつれて生徒の発言や笑いが増え、良い感じで進めることができました。

マンダラチャートはメジャーリーグで活躍の大谷翔平選手も使用していたとして有名です。
マンダラチャートは81マスの中心に達成したい「目標」を記入し、周囲のマス目一つ一つに、その目標を達成するために必要な「要素」や「アイデア」を書き出していきます。
すると、漠然とした思考が整理されて成すべきことが明確になり、マス目を埋める過程で思考を深めていくことによって、たくさんのアイデアが生まれ、今までに考えたことがなかったような新しい発想が思いつきます。
また、マンダラチャートを作成することによって、目標を達成するために成すべきことが視覚化されるため、頭の中だけで考えている状態よりも直接的に目標に向う意欲が湧き、努力や行動を起こしやすくなります。そして、効率的に目標に到達することが可能になります。

技術コース卒業生講演会

令和4年9月5日に技術コース1年生(111名)に向けた技術コース卒業生による講演会を行いました。基盤系学科(機械工学科、電気電子工学科、情報工学科)、応用系学科(総合デザイン学科、人間環境学科)で2会場に分かれ、各学科の先輩の話を聞き比べました。

先輩目線による各学科の特徴や学部・学科選びのポイント、大学で「やりたいことを、できることに。」するための高校時代からやっておいたほうが良いことなど、体験談も交えながら紹介されました。

生徒たちは先輩の話に耳を傾け、一生懸命メモを取る姿も見られました。初めて実施されたこの取り組みでしたが、生徒たちとって自分たちがこれからやるべきことを考える貴重な時間になりました。

講演会終了後に行ったアンケートでも「とても参考になった」、「参考になった」という声が多くあり、学部学科選びの参考として有意義な時間となりました。
【参加した生徒の感想】
  • 興味があるものばかりでとてもわかりやすかったです。自分はこの学科のことは 前から調べていたのですが、知らなかったことがたくさん知れました。
  • とても親近感が湧きました。先生を目指している先輩の話は内容が分かりやすかったです。
  • とことん好きなら自分の武器で戦うことができると言っていたのが印象的だった。
  • どの学科でもロボットを作ることができると聞いて驚きました。私は機械工学科か電気電子工学科でしか作れないと思っていたので衝撃でした。
  • 学校の教員免許を取得できたり、パソコンなどの多くの知識などを学べたりするところが素敵だなと思いました。
  • 自分は将来、情報分野の道に進みたいと漠然と憧れていたのですが、 より具体的な画を描けるようになりました。 希望の進路を目指して、頑張りたいと思います。
(一部抜粋)

1年・2年技術コース保護者対象 大学見学会

工学部機械工学科

令和6年10月12日に1年・2年技術コース保護者対象の大学見学会が実施されました。
大学進学時の学部学科の選択を高校の1年・2年から保護者と共に考えていきます。
将来何になりたいか、何をやりたいかを見つけ出し、必要な選択科目を履修することにより進路意識レベルを上げていきます。
保護者から大学の先生に直接、専門的な話を聞くことができ、生徒の将来についても相談することができます。

工学部人間環境学科

工学部電気電子工学科

工学部機械工学科

工学部総合デザイン学科

情報学部情報学科

情報学部情報学科

1年、2年「藤沢マイスター講演会」

技術コースでは藤沢市のご協力のもと、「藤沢マイスター講演会」を実施しています。藤沢市は不断の研鑽により極めて優れた技能を有し、市民生活や産業の発展を支える技能者・技術者を「藤沢マイスター」として認定しており、その方に来ていただき、講演を行っています。

1年 宮澤忠彦氏による機械加工の授業

1年 ノグチミエコ氏によるガラスアートの授業

1年生の藤沢マイスター講演会


ノグチ ミエコ(ガラスアーティスト)
ガラスアートの世界で難しいとされる宙吹きガラスの技法を用いて、幻想的な作品を生み出している。欧米やアジア諸国の展示会やインドネシアでのチャリティーイベントへの出展のほか、日本とASEANの友好協力45周年記念品の制作など、その技能と芸術性は国内外において高く評価されている。また、自身の工房スタッフの育成や子どもたちへの体験教室開催など次世代への技能伝承、地域貢献にも努めている。
〈会社〉株式会社 野口硝子 FUSION FACTORY(藤沢市菖蒲沢710)

宮澤 忠彦(機械加工)
宮澤氏は、日本の科学技術における最高位の国家資格である、「技術士」の資格をはじめ、1級技能士など多くの資格を保有し、いすゞ自動車株式会社にて40年以上もの間、機械加工の職に従事していました。同社内においてはトラブルシューティングの対応を任されるなど、高い技能技術や知識を有しています。また、「一度なくなった技術や技能は、復活できない。暗黙知(経験知)を伝承することも大切である。」という思いから、関係会社の若い技術者に向けて技術・教育指導や、神奈川県職業能力開発協会や技能五輪の検定委員を務めるなど、後進の育成に力を注いでいます。

2年生の藤沢マイスター講演会


滝沢 英昭(ワイン製造)
製造工程の節目ごとに数値には表れない微妙な違いを目、鼻、そして舌で確認するテイスティングの匠。ワイン製造の全ての工程に関わり、工場で製造するワインの品質を維持している。ワインの普及に力を注ぎ、ワインの魅力を的確に説明して業界の活性化に尽力している。
〈会社〉メルシャン藤沢工場(藤沢市城南4-9-1)

渡部 昭(洋菓子製造)
デコレーションケーキや工芸菓子など芸術性の高い創作に卓越した技能を持つ。地域の食材を活かした商品を多く開発しており、地域特性を理解して作る洋菓子は多くの人に愛されている。足柄茶を使用した焼き菓子は国の農商工連携88選に認定された。全国菓子博覧会金賞受賞。
〈店舗〉シュテルン洋菓子店(藤沢市村岡東2-15-3)

2年 技術コース合宿

1年と同一日時で同一場所において合宿をします。これは横の軸の関係ではなく、学年の枠を超えた縦の軸を大切にしたいと考えています。内容は、1年生と2年生合同のアクティビティなどを実施することにより、何事にも失敗を恐れず、挑戦してほしいと考えています。

修学旅行(2023年沖縄)

2023年11月10日~13日 沖縄へ修学旅行に行ってきました。
ひめゆり資料館、平和記念公園、おきなわ海洋博公園(美ら海水族館)などを巡り、
アクティビティではマングローブカヌー、琉球村文化、恩納村マリンなどを体験しました。
修学旅行の目的である「旅行での団体生活を通じて、新たな自分、新たな友を発見し、自らを見つめ直す。」ことを各生徒自身が意識しながら過ごすことができました。

【修 学 旅 行 の 目 的】
(1)旅行での団体生活を通じて、新たな自分、新たな友を発見し、自らを見つめ直す。
(2)集団生活の中では、「規律や約束事を自主的に守り・行動すること」、「他人への思いやりや協調の精神を持つこと」が大切であることをつかむ。
(3)沖縄の歴史、文化、風物、伝統などに直接ふれ、認識を深めるとともに、地域で生活する人々への関心を高め、将来展望の一助とする。

修学旅行(2024年シンガポール・マレーシア)

2024年6月11日~16日の5泊6日で、技術コースの3年生がシンガポール・マレーシアへ修学旅行に行きました。

シンガポールでは、マーライオンパーク、ビクトリアメモリアルホール、USS(ユニバーサル スタジオ シンガポール)などを巡り、劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』の舞台を肌で感じ、満喫している生徒がいました。

また、マレーシアのシナラン村での体験学習(伝統衣装の試着や工芸品作り体験など)やジョホールバル市内観光を体験しました。

多民族国家ならではの多種多様な魅力があふれるシンガポールは、街を歩くたびに、違った風景に出会い、生徒たちも心動かされたのではないでしょうか。

修学旅行の目的である「シンガポール・マレーシアと日本の文化の違いを肌で感じ、仲間と協力して生活する。」ことを各生徒自身が意識しながら過ごすことができました。
生徒たちはシンガポール・マレーシアの歴史と文化に触れ、思い出に残る修学旅行を無事に終えました。

ビクトリアメモリアルホール

USSにて

マーライオン&マリーナベイサンズ

民族衣装を着てマンカラに挑戦

シナラン村にて交流会

シンガポールでの宿泊先「ヨークホテル」

3年 技術コース最終発表会

令和6年1月20日、工科大講座の集大成となる最終発表会が行われました。
技術コースの3年生92名が発表会に参加しました。
1年生の頃からスライド作成や発表の経験を積み、不安も心配もないと本人達が言えるほどに成長をしました。自分の好きなものをとことん追求し語る様子や、これからを見据えて取り組んでいこうというやる気も見えてきました。当日は沢山の保護者の方々にご来校いただき、生徒たちは堂々と自分たちの成果を発表していました。今回の貴重な経験を活かして大学での学びにつなげてほしいです。

技術コース担任 菅沼勇哉

発表の様子(抜粋)

図や表を使い、わかりやすく丁寧な説明をしていました

情報学科:3Dプリンターで作成した飛行機

複数人で協力して、発表するグループも見られました

人間環境学科:ミニロボコンの制作

3年 大学先取り授業

グループワーク形式の授業

最先端のセンサー技術、音声合成、画像技術などを学ぶ

3年 工学探究/情報探究

小口晃サロモンさん

菅原伊織さん

3年技術コース(合格時2年生)の小口晃サロモンさんに続き、3年技術コースの菅原伊織さんも約3か月間のITパスポート資格講座の受講により、国家資格「ITパスポート」を取得することができました。
合格者の声  

【ITパスポート(IP)・情報セキュリティマネジメント(SG)】受験結果推移

IP受験者 IP合格者 SG受験者 SG合格者
令和5年度 49 2 10 1
令和4年度 82 2 - -

技術コース卒業生 交流・報告会

武富学級

井上学級

森井学級

2024年10月15日、技術コース卒業生(5期生・2021年3月卒業)交流・報告会を行いました。
当日は武富学級3名、井上学級7名、森井学級6名が当時のホームルーム教室にそれぞれ集まってくれました。

各学級、先生との久しぶりの再会に最初は照れくさそうにしていましたが、近況報告や高校時代の思い出話に花を咲かせていました。

大学3年生になると卒業研究に加え、大学卒業後の進路などを検討する時期に入るため、
自分の将来を「選択」する上で、かつてのクラスメイトや先生と懇談する場面も見られました。

会を終えた先生方からは、成長した卒業生を懐かしみながらもエールを送る、あたたかいコメントをいただきました。

【武富諒】
大学生になり、しっかりと学問や課外活動などに真剣に取り組んでいる姿を見ることができました。
高校時代の経験を生かして、大学生として見違える成長を感じました。学生同士で就職活動の情報共有ができ、今後も将来に向けてがんばってほしいです。

【井上純】
楽しいひとときでした。
君たちが成長を続けていることが分かり、元担任として嬉しく思いました。
君たちの人生が幸福に満ちることを祈念しております。

【森井翔太】
久しぶりに生徒と交流することができて良かったです。高校生の時には気付かなかった一面を垣間見ることができて、気づきや学び、ちょっとした嬉しさを感じました。また、大学生になり自分ごととして将来やキャリアと真摯に向き合う姿に感動しました。