2021年度はICTツールを活用した新たな学びを提案
「ICT教育元年」と言われる今年度は、積極的にオンラインツールを活用。対面とオンラインの優劣ではなく、組み合わせたハイブリッド型の教育が効果的です。
Google Classroomを活用して
細やかなコミュニケーションを
授業の課題や資料の配信といった情報共有をはじめ、ホームルームや学校行事などの場面でも活用。時間や 場所にとらわれず、より細やかなコミュニケーションがとれるようになりました。最近では生徒はすっかり 使い方に慣れ「WEB上にあるもうひとつの教室」として、Classroomを活用。自発的に生徒同士で教え合うことも増えています。
細やかなコミュニケーションを
授業の課題や資料の配信といった情報共有をはじめ、ホームルームや学校行事などの場面でも活用。時間や 場所にとらわれず、より細やかなコミュニケーションがとれるようになりました。最近では生徒はすっかり 使い方に慣れ「WEB上にあるもうひとつの教室」として、Classroomを活用。自発的に生徒同士で教え合うことも増えています。
アドバンスコース3年 K・Nさん
「いつでもどこにでも授業を持ち運べる」という感覚で便利です。自宅で授業動画を視聴するなど復習の効率もあがりました。
Google Jamboardやスライドを活用
アクティブラーニングの推進
ICTツールの活用により、ペアやグループでの学習・共有・発表を瞬時かつ効率的に行うことができます。例えば、プロジェクター付き電子黒板にお互いの答えを映して共有し、自分の考えを見直してから、最終的に発表するといった主体的な学習活動を展開。この過程で、主体的に学ぶ力や表現力、ICT活用スキルを養います。
アクティブラーニングの推進
ICTツールの活用により、ペアやグループでの学習・共有・発表を瞬時かつ効率的に行うことができます。例えば、プロジェクター付き電子黒板にお互いの答えを映して共有し、自分の考えを見直してから、最終的に発表するといった主体的な学習活動を展開。この過程で、主体的に学ぶ力や表現力、ICT活用スキルを養います。
技術コース1年 H・Kさん
一人ひとりのクロームブック(タブレット)を使って、みんなで授業を創りあげている感じがしてとても楽しいです。
各教科のICTへの取り組み
英語科
チャットやマイク機能を使用
双方向性のALTによる授業
パワーポイントではなく、教科書内容を固定画面で示しながら、黒板のように解説をペンで書き込み、音声・記入によって文章の文法内容や訳のとらえ方、付随する内容そのものの解説を実施。
双方向性のALTによる授業
パワーポイントではなく、教科書内容を固定画面で示しながら、黒板のように解説をペンで書き込み、音声・記入によって文章の文法内容や訳のとらえ方、付随する内容そのものの解説を実施。
数学科
タブレットの活用により、時間のかかる
複雑な証明や問題を効率的に理解
Google Formsに解答欄を用意し、すぐに点数化できるセンター試験方式のテストを実施。また、従来黒板を使って説明していた証明や説明など、画面上でプリン トに書き込みながら説明できる。
複雑な証明や問題を効率的に理解
Google Formsに解答欄を用意し、すぐに点数化できるセンター試験方式のテストを実施。また、従来黒板を使って説明していた証明や説明など、画面上でプリン トに書き込みながら説明できる。
地歴公民科
ポイントを板書するなど
ライブ感のある授業動画
授業ではスライドから動画を作成し、授 業内容と進度を落とさないよう副教材 (ワークブック)と連動させて展開。写真・図版も盛り込んでいる。また、生徒の大半がスマホで視聴することを意識し、図や文字の大きさに配慮しています。
ライブ感のある授業動画
授業ではスライドから動画を作成し、授 業内容と進度を落とさないよう副教材 (ワークブック)と連動させて展開。写真・図版も盛り込んでいる。また、生徒の大半がスマホで視聴することを意識し、図や文字の大きさに配慮しています。
理科
図やイラスト、CG動画など
必要に応じて活用
目に見えない現象やミクロな世界を扱う上で必要な図やイラスト、CG動画などを活用。疑問や予想をチャットに記入、意見や考えを共有するなど 、双方向的な授業になるよう工夫している。
必要に応じて活用
目に見えない現象やミクロな世界を扱う上で必要な図やイラスト、CG動画などを活用。疑問や予想をチャットに記入、意見や考えを共有するなど 、双方向的な授業になるよう工夫している。
家庭科
マスクの動画を作成し、
課題として制作
オンライン授業では、NHK高校講座の家庭総合を見せ、スライドで解説。その後にGoogle Formsを活用して、確認テストと題してその日の取り組みの復習を行なっている。
課題として制作
オンライン授業では、NHK高校講座の家庭総合を見せ、スライドで解説。その後にGoogle Formsを活用して、確認テストと題してその日の取り組みの復習を行なっている。
保健体育科
家で無理なく行える
ダンスや体幹・筋トレ動画
家の形状等に配慮し、無理なくおこなえるダンス動画や難易度にあわせた体幹・筋トレ動画を実施。Google Class roomに動画を貼り付け、Google meetにて到達度の確認、アドバイスを行なっている。
ダンスや体幹・筋トレ動画
家の形状等に配慮し、無理なくおこなえるダンス動画や難易度にあわせた体幹・筋トレ動画を実施。Google Class roomに動画を貼り付け、Google meetにて到達度の確認、アドバイスを行なっている。
音楽
プリントを画面に映し
タッチペンで書き込んで説明
音符・休符の書き方は画面を拡大して見やすいように工夫。実技は個人練習が中心となってしまいがちなので、音源は全員が聴けるように複数のファイル形式で用意している。
タッチペンで書き込んで説明
音符・休符の書き方は画面を拡大して見やすいように工夫。実技は個人練習が中心となってしまいがちなので、音源は全員が聴けるように複数のファイル形式で用意している。
美術1
手書きのスケッチブックと
ミニホワイトボードを併用
スケッチブックをめくりながら話をし、重要語句を指で示しながら授業を進行。授業後はスケッチブックの内容と参考資料をひとつのPDFに繋げてGoogle Class roomにアップしている。
ミニホワイトボードを併用
スケッチブックをめくりながら話をし、重要語句を指で示しながら授業を進行。授業後はスケッチブックの内容と参考資料をひとつのPDFに繋げてGoogle Class roomにアップしている。
美術2
ipadをサブディスプレイ化
ペンシルでデッサンを実演
オンライン授業に接続できなかった生徒に対して、授業のプレゼンテーションを織り込んだ授業動画を授業終了約5分後に、担当クラスルーム内にアップ。道具の使い方や制作実演動画を計6本作成。
ペンシルでデッサンを実演
オンライン授業に接続できなかった生徒に対して、授業のプレゼンテーションを織り込んだ授業動画を授業終了約5分後に、担当クラスルーム内にアップ。道具の使い方や制作実演動画を計6本作成。
日本私学教育研究所の委託研究員に選出され、SHOKOのICTを牽引
「Kahoot!」とは教育支援ツールのひとつ
本校は現在、「Kahoot!を活用したアクティブラーニングとインタラ クティブな授業デザイン」をテーマとした研究活動の舞台になっています。このツールを活用し、多肢選択方式問題をデバイス上で解くことにより、早押し問題の感覚で生徒が興味を持って取り組めます。通常、小テストの予告をすると嫌がられますが、Kahoot!は生徒たちの方から「今日はやらないの?」という声が上がり、「やらないよ」というと落胆のため息が 出るほどです。小テストをやらないと言われてがっかりする...今までには見られなかった光景です。教育以外の分野でも注目が高まっており、企業研修などでも導入されています。
本校は現在、「Kahoot!を活用したアクティブラーニングとインタラ クティブな授業デザイン」をテーマとした研究活動の舞台になっています。このツールを活用し、多肢選択方式問題をデバイス上で解くことにより、早押し問題の感覚で生徒が興味を持って取り組めます。通常、小テストの予告をすると嫌がられますが、Kahoot!は生徒たちの方から「今日はやらないの?」という声が上がり、「やらないよ」というと落胆のため息が 出るほどです。小テストをやらないと言われてがっかりする...今までには見られなかった光景です。教育以外の分野でも注目が高まっており、企業研修などでも導入されています。
研究を通して一緒に成長していけたら
全く同じ問題でも、紙かKahoot!かで反応が変わる。宿題や小テストをやりたくて仕方がない日が来るかもしれません。成績の向上だけでなく、学びの楽しみ、定着を認識した時の達成感、生徒同士の関係に与える影響など、主体的な学びにつながっていけばと考えています。成績が上がるかどうかではなく、何かを知ることが楽しい、これこそが学びの入り口だと考えます。この姿勢を大切にするために、私だけではなく多くの教員が日々試行錯誤しています。
全く同じ問題でも、紙かKahoot!かで反応が変わる。宿題や小テストをやりたくて仕方がない日が来るかもしれません。成績の向上だけでなく、学びの楽しみ、定着を認識した時の達成感、生徒同士の関係に与える影響など、主体的な学びにつながっていけばと考えています。成績が上がるかどうかではなく、何かを知ることが楽しい、これこそが学びの入り口だと考えます。この姿勢を大切にするために、私だけではなく多くの教員が日々試行錯誤しています。