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技術コース卒業生/工学部 総合デザイン学科 天野里南さん


ユニバーサルデザインで誰かの生活を豊かにし、
世の中にある多くの課題を解決したいです。


天野 里南さん/2025年卒
工学部 総合デザイン学科 在籍

 技術コースを志望した理由は?
小さいころからモノをつくることやパソコンで何かすることに興味を持っていました。
高校受験の際に、自分の興味をもっていることを学べたらいいなと考えていたところ、
“やりたいことを、できることに。”を目指す高大一貫の7年間教育に惹かれ、進学を決めました。
 デザインに対する興味はいつごろからありましたか?
小学生のころからでした。
図工の授業で様々な素材を使って作品をつくることや、所属していたパソコンクラブで、インターネット上から画像をダウンロードして、自作の下敷きを作っていました。
とにかく、手を動かすことが好きで、一度熱中するとなかなか他のことは手につかないことが多かったと思います(笑)。
なので、高校入学の時から総合デザイン学科への進学は決めていました!
 早い段階からやりたいことが決まっていましたのですね!
せっかくなら好きなことをとことん突き詰めて、学んだことを技術として身につけたいという思いがありました。
技術コースの説明会に参加した際に総合デザイン学科の説明がとても印象的だったのを覚えています。
総合デザイン学科のコンセプトは「考えては創る、創っては考える」を大切にしていると説明を受け、
私も作品のデザインを考えているときや制作しているときにモノづくりの楽しさを感じていたので“やりたいことができる”と思いました。
 技術コースで成長したことはありますか?
技術コースの授業ではプレゼンテーションを行う授業が多かったのですが、その経験を通じて、自信をもって自分の考えを相手に伝えることを学びました。
入学前までは人前で発表することに緊張する傾向があり、プレゼンテーションに対して苦手意識を持っていました。ですが、回数を重ねるごとに緊張に強くなりました。
人前で発表することの経験は総合デザイン学科でも糧になっていて、自分の作品を紹介するときは堂々と意見を述べることができるようになりました。
 総合デザイン学科ではどのようなことを学んでいますか?

いまは入学から間もないですが「総合デザインプロジェクト」の授業では平面、立体に関わらず作品を制作するにあたっての原理と考え方を学んでいます。
実際に作品の制作にも取り組んでいて、まずはスケッチで対象物を平面で捉えることから始めています。そして、授業では平面で捉えた後に工業用の粘土で立体的に表現しています。この工業用の粘土は、プロの模型専門家が自動車や家電製品の模型をデザインするための粘土ですが、授業でも取り扱うタイミングがあり、貴重な経験をすることができました。
また、illustratorとPhotoshopなどのアプリを駆使した授業も始まりつつあるので、制作できる作品の幅も広がりとても楽しいです!
 逆に苦労していることはありますか?

以前よりは慣れましたが、フリーハンドで直線を引くことでした。
定規を使わずに直線を引くことはスケッチの基本なのですが、かなり苦戦しました。 
最初は、思った通りに描くことができず、曲がってしまっていたりしましたが、先生からは鉛筆の持ち方や描くスピードなどのアドバイスでコツをつかむことができました。
 将来の夢やチャレンジしてみたいことはありますか?

ユニバーサルデザインを意識した文房具や雑貨などの製品のデザインに携われる仕事をしたいです。
私は左利きなのですが、製品によっては右利き用でつくられているものも多くあります。
使いにくさを感じる一方で、同じ悩みを持つ人や別のことで不便に感じる人も多くいるのではないかと考えるようになり、単純な利き手だけの問題ではなく、日用品から乗り物まで様々な場面でわずらわしさを感じたことがある人たちのためになるものを作りたいと思っています。
小さなことかもしれませんが誰が使ってもストレスなく、そして安全に使えるものを製品を希望とともに世へ送り出したいと考えています。
 最後に夢の実現に向けて力を入れたいことを教えてください!
資格の取得に興味を持っていて、在学中にCAD利用者技術試験や色彩検定に挑戦したいと考えています。
さらに、自分の中のアイデアの可能性を広げるために美術館巡りや映像作品に触れて、思考の柔軟性を養っていきたいです。
 ありがとうございました!