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技術コース卒業生/情報学部 情報学科 情報工学専攻 乙坂頼陽さん


VTuberとの出会いによって、情報分野への好奇心が搔き立てられました。
将来は、モーションキャプチャーを駆使して2D、3D技術の発展に携わりたいです。


乙坂 頼陽さん/2023年卒
情報学部 情報学科 情報工学専攻 在籍

 技術コースを志望した理由は?
一番の理由は高大一貫7年間教育だということです。あと、高校在学中に大学の専門的な授業を受けることができます。もしかしたら、自分がやりたいことを見つけられると思い技術コースへの進学を決めました。
 情報学科を選んだきっかけは?
入学したころは、将来やりたいことがまだ漠然としていましたが、2年生で行う「情報・工学探求」の授業で進学する学科について本格的に考え始めました。3年生で「工学探求/情報探求」が本格的に始まって、さまざまな学科の説明を聞いていく中で、将来自分は何をしたいのか考えたときにコンピュータ全般の知識をしっかりと基礎から学びたいと思い、情報学科で学ぶことを決めました。
 「技術コース」ならではの魅力を教えてください。
何といっても高大連携授業です。高校のうちから大学の授業を受けられるのは大きなアドバンテージになると思います。授業の中で知らなかったことを新たに知ることができたので、難しい事象に対しても「こうすれば実現できるかも」と考えるようになり、自然と勉強する楽しさと成長を実感しました。実際に高校から大学まで一貫したカリキュラムの流れがあるので、大学入学後もスムーズに勉強に取り組めています。さらに、大学の先生ともつながりがあるので、何でも気軽に質問をすることができますね。
 高校3年間で印象に残っていることはありますか?
もともと鉄道が好きだったということもあり、部活は鉄道研究部に所属していました。主な活動は鉄道ジオラマの作製です。ジオラマの魅力は景色を精巧に再現し、自分の手で小さな街を組み上げるところです。作製した作品は「高等学校鉄道模型コンテスト」に出展していました。私が3年生の時には江ノ電をモチーフにした作品がベストクリエイティブ賞を受賞することができたことは思い出になっています。
鉄道好きが高じて、現在は駅員のアルバイトをしています(笑)。
 大学でどのような勉強をしていますか?
私は情報学科なので、1年次のうちにIoT、AR・VR・ゲームなどICTの専門分野を全専攻が必修で学びます。
特に情報工学専攻では、情報分野を点で見るのではなく、さまざまな情報技術を学ぶことでその点と点を線でつなげる横断的な学修を授業で展開しています。授業ではもちろんプログラミングを学びます。例えば、授業でプログラミング言語を使って、電卓をつくる課題が出されました。最初は正しくプログラミングしたつもりでも「,」の位置が少しずれていたことで、エラーが出るなど苦戦しましたが、段々とエラーに対して適切に対処できようになりました。最後に正常に動いた時は嬉しかったですし、普段使っている電卓の仕組みも理解できたのは良い経験になりましたね。
また、オンラインで実施される「メディア講義」では、自分の集中できる環境で自由に授業を受けることができます。さらに、授業の内容は録画されているので、分からない点は繰り返し見返すことができることも魅力に感じています。
 「さあ、いま、ここから。」大学生のうちにチャレンジしてみたいことは?

私は将来、2Dや3D技術の発展に携わりたいと考えています。大学生のうちに人やモノの動きをデジタル化するモーションキャプチャーや取り付けたマーカーをトラッキングする技術研究にチャレンジしてみたいです。
私がモーションキャプチャーに興味を持ったきっかけは「にじさんじ」というバーチャルライバーグループです。Youtubeの登録者数が、100万人を超えるライバーも所属する人気バーチャルライバーグループで、自身の姿は見せずにアバターと声だけで配信するという今までにない配信スタイルに惹かれました。
今後、モーションキャプチャーはスポーツ、医療、ゲームの分野を中心に利用の拡大が見込まれます。しかし、精度やコストの面で多くの課題があります。そのような課題解決に取り組みつつ、新たなメディアコンテンツとして誰でも気軽に利用できる世の中を目指しています。