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技術コース卒業生/情報学部 情報学科 人工知能専攻 川村広太さん


専門的な知識がなくても誰もが使える
人にやさしいAIツールを開発したいです。


川村広太さん/2025年卒
情報学部 情報学科 人工知能専攻 在籍

 技術コースを志望した理由は?
中学生の頃に担任の先生から勧められたことがきっかけでした。
もともと、小学生の頃からゲームが好きだったこともあり、自分からインターネットを使って技術コースに関する情報を収集したり、実際に説明会へ参加してみたりしました。
実際に学校の雰囲気を見ることで、本格的に進学先として技術コースを考えるようになりました。
 そんな川村さんはどんな中学生だったんですか?
ゲームが好きな普通の中学生だったと思います(笑)。
ただ、人と比べて好きなことに対する探究心や集中力は高いと思っています。
当時からパソコンに対する関心は特に高かったので、中学生の時に貯金の全てを使ってノートPCの購入に充てたこともありましたね。
そこから「Scratch(スクラッチ)」や「Progate(プロゲート)」などでプログラミングに関することを独学で学び始めました。
 プログラミングは川村さんにとってどんな存在でしたか?
個人的には調べれば調べるほど学ぶことの深みや広さを知っていったので、飽きることなくひたすら知識を吸収していました。当時は今と比べるとまだまだプログラミング学習ができるツールは少なかったので、積極的にインターネットを使って調べていました。
実際に調べたことを用いて、自分で作ったプログラムがイメージ通りに動作してくれたときの達成感を味わっていくうちにハマっていきました。
 その後の高校生活はいかがでしたか?
いろいろなものを得た3年間でした。
一番印象に残ったことは、高校在学中にITパスポート試験に合格できたことです。
ITパスポート試験はITリテラシーを問うための試験になっていることを知り、自分の理解度を測るためにも受験することにしました。
ちょうど、高校が夏休み期間で対策講座を開講するとの話を聞いて受講し、努力の結果なんとか合格することができました。
今はその上のレベルの基本情報技術者試験の受験に向けて対策の準備をしている最中です。
 現在はどのようなことを学んでいますか?

情報学部情報学科の人工知能専攻を選びました。
きっかけは高校生の頃にChatGPTを体験したことです。
情報の収集や要約はもちろんですが、人と話しているような自然な会話ができる技術に衝撃を受けました。
いままで、人が労力をかけていた作業をChatGPTに割り振ることができれば、作業効率が上がり別のことに時間を有効活用できる世の中になるのではないかと考えました。その結果、人工知能(AI)について学びたいと思い、人工知能専攻を選びました。
その人工知能を扱うためには専門的な知識が必要になりますので、授業ではプログラミングはもちろん、関係する数学や統計の学修をしています。
 学習面で高校と大学との違いはありますか?

情報学部情報学科ならではですが、他の専攻に関係する授業を履修できることです。人工知能専攻に在籍していますが、情報メディア専攻の学生が主に履修する「コンピュータグラフィックス入門実習」という授業を履修しています。
授業ではMayaと呼ばれる3DCGのアニメーションを制作できるソフトを使って、映像制作をしています。
このソフトで作られた有名タイトルのゲーム作品は数多くあり、実際に開発現場で使われているものを授業で扱えることは魅力的です。
そして、興味があるゲームを"プレイする側"としての立場としてだけではなく、"制作者側の視点"からソフトの使い方や表現技法を学ぶことができるので、好きなことを楽しみながら学修することができています。
そのうえで、今後は学んだことを自分の専攻の授業で活用していけるようにしたいです。
 最後に将来の夢や大学生のうちにチャレンジしてみたいことはありますか?
誰でも使いこなせるAIを搭載したツールを開発してみたいです。近年、多くの人が利用しつつあるAIですが、まだ使ったことが無い人も多くいます。
この先、AIを使っていくことが当たり前になっていくなかで開発者として社会全体を俯瞰した際、情報に関する知識があまり無い人でも安全に利用することできるツールを生み出すことが求められていると考えています。
なので、2年生からの「横断型先端分野学修プログラム」を履修し、より専門的なことの知識を身につけていきたいです。
ありがとうございました!