できることはなんでもやったほうがいい。
好きなことがあれば、まず行動してみてください。
好きなことがあれば、まず行動してみてください。
氏原陸大さん/2020年技術コース卒
工学部 総合デザイン学科 2024年卒
内定先:トヨタ自動車株式会社
工学部 総合デザイン学科 2024年卒
内定先:トヨタ自動車株式会社
やりたいことをできた4年間でしたか?
できました! 悔いはひとつもないです。きっかけを掴んでから全力投球したので。
いまの自分は高校入学時に描いていた姿ですか?
まったく描いていませんでしたね(笑)。
もともとは絵を描くことが好きで、漠然と「絵に関わる仕事がしたい」程度でした。なんなら漫画家になりたいと思っていました。それが、縁あって就職先はモビリティデザイン分野で活動します。
もともとは絵を描くことが好きで、漠然と「絵に関わる仕事がしたい」程度でした。なんなら漫画家になりたいと思っていました。それが、縁あって就職先はモビリティデザイン分野で活動します。
振り返ってみて、総合デザインに入ったきっかけを教えてください。
中学生のときに漫画家からイラストレーターになりたいと考えるようになっていました。
兄が大学附属の高校に通っていて、その姿を見ていたので、せめて大学は出たほうが良いだろうという考えはあったと思います。
もともと湘南工科大学附属高校には興味がありましたが、それよりもその先の大学にデザインを学べる学科があったので、高大一貫の技術コースを選びました。
兄が大学附属の高校に通っていて、その姿を見ていたので、せめて大学は出たほうが良いだろうという考えはあったと思います。
もともと湘南工科大学附属高校には興味がありましたが、それよりもその先の大学にデザインを学べる学科があったので、高大一貫の技術コースを選びました。
実際に入学していかがでしたか?
総合デザイン学科はとにかく課題が多かったです(笑)。
夜まで残って作業するのは過酷だったと思います。ただ、僕は課題に挑むことが好きだったので全く過酷だとは思いませんでした。せっかくデザインに携わるのなら皆さん武器を持ったほうが良いですよ。自分から行動すればするだけ吸収できるものがたくさんあります。
夜まで残って作業するのは過酷だったと思います。ただ、僕は課題に挑むことが好きだったので全く過酷だとは思いませんでした。せっかくデザインに携わるのなら皆さん武器を持ったほうが良いですよ。自分から行動すればするだけ吸収できるものがたくさんあります。
就職先はモビリティ関連になるんですよね。いつ頃興味を持ちましたか?
きっかけはヤマハ発動機のインターンシップを受けた時でした。
そもそも入学した当初はモビリティをやること自体想像していませんでしたね。当時は車に興味がなかったので……。
そんななか、現在は定年退職されていますが、高野教授から「モビリティメーカーのインターンシップを受けてみない?」という誘いがあったのが始まりですね。
大学2年生の夏、参加者は僕以外は全員年上で、なかには大学院生もいました。
その時はスキルの差をすごく感じてちょっと悔しかったですね。逆にいえばその悔しさがいまに繋がっています。
実は、インターンシップが終わって1週間後ぐらいに、高野教授から当時のヤマハ発動機プロダクトデザイン部門の部長に声がけいただき、作品をプレゼンする機会があったんですよ。それが3年生になり、後期の授業でその部長が講座を設けることになってまさかの再会。知ったときは驚きましたね。そこでモビリティのスケッチ講座などを学びました。
そもそも入学した当初はモビリティをやること自体想像していませんでしたね。当時は車に興味がなかったので……。
そんななか、現在は定年退職されていますが、高野教授から「モビリティメーカーのインターンシップを受けてみない?」という誘いがあったのが始まりですね。
大学2年生の夏、参加者は僕以外は全員年上で、なかには大学院生もいました。
その時はスキルの差をすごく感じてちょっと悔しかったですね。逆にいえばその悔しさがいまに繋がっています。
実は、インターンシップが終わって1週間後ぐらいに、高野教授から当時のヤマハ発動機プロダクトデザイン部門の部長に声がけいただき、作品をプレゼンする機会があったんですよ。それが3年生になり、後期の授業でその部長が講座を設けることになってまさかの再会。知ったときは驚きましたね。そこでモビリティのスケッチ講座などを学びました。
そこからモビリティ沼にどっぷりハマったわけですね。
2年生の夏から3年生の夏までで5回ほど他社のインターンシップにも参加しました。ヤマハ発動機以外ではトヨタ自動車と本田技研工業。
それぞれ1週間参加して、本当に様々な部門を経験させていただきました。それでも車のデザイン、いわゆるモビリティが最優先でやりたいわけではありませんでした。とりわけサービスや体験価値のデザインを一緒に考えることが楽しく感じましたね。
UI(ユーザーインターフェース)デザインやUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインを考えるのが好きで、その媒体がモビリティだったわけです。思えば、文房具や家電製品のコンペでも価値を考えることが好きだったので、根底は変わってないかもしれませんね。
それぞれ1週間参加して、本当に様々な部門を経験させていただきました。それでも車のデザイン、いわゆるモビリティが最優先でやりたいわけではありませんでした。とりわけサービスや体験価値のデザインを一緒に考えることが楽しく感じましたね。
UI(ユーザーインターフェース)デザインやUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインを考えるのが好きで、その媒体がモビリティだったわけです。思えば、文房具や家電製品のコンペでも価値を考えることが好きだったので、根底は変わってないかもしれませんね。
デザインにも色々あるのですね。
まず、アートとデザインは違うと僕は思います。
『アートは一方通行』、『デザインは相互』。当時、感性工学を教えていた赤井准教授から「この製品の価値は? もう少しこうしたら喜ばれるのでは?」とよく言われていました。体験価値を考えるUXですよね。
いまの僕があるのは高野教授と赤井准教授、それぞれからモビリティと体験について学んだからこそだと思います。みなさんもそういった方に出会えたら良いですよね。
『アートは一方通行』、『デザインは相互』。当時、感性工学を教えていた赤井准教授から「この製品の価値は? もう少しこうしたら喜ばれるのでは?」とよく言われていました。体験価値を考えるUXですよね。
いまの僕があるのは高野教授と赤井准教授、それぞれからモビリティと体験について学んだからこそだと思います。みなさんもそういった方に出会えたら良いですよね。
ちなみに、在学中に過酷だと思った経験はありますか?
インターンシップの時、参加者のなかで僕が一番力不足だと感じたときはしんどかったですね。ほぼ365日スケッチ漬けでした。ボトルのスケッチは毎日欠かさず練習していましたね。
大学の課題、インターンシップの準備、そんな日々は大変でした。早い人は大学1年生……それ以前からデザインをやっています。僕は2年生の夏から、ましてもともとモビリティに興味がなかったですから本当に死にもの狂いでしたね。でも、好きだったからこそ苦ではなかったですし、“やらなきゃいけない”というマインドではなかったです。
大学の課題、インターンシップの準備、そんな日々は大変でした。早い人は大学1年生……それ以前からデザインをやっています。僕は2年生の夏から、ましてもともとモビリティに興味がなかったですから本当に死にもの狂いでしたね。でも、好きだったからこそ苦ではなかったですし、“やらなきゃいけない”というマインドではなかったです。
その結果、大手自動車メーカーのデザイナーとして内定されたわけですね。
ありがとうございます。UXデザイナーとして、一人ひとりに寄り添ったパーソナルモビリティの実現を目指したいです。
例えば、歩行が困難な方に合わせた便利で快適なモビリティがあったら、きっと“移動体験”も未来も変わるはず。
「空飛ぶクルマ」も、今は実用化に向けた動きが進んでいるように、自分が考えるモビリティも必ず実現の時が来ると信じています。
例えば、歩行が困難な方に合わせた便利で快適なモビリティがあったら、きっと“移動体験”も未来も変わるはず。
「空飛ぶクルマ」も、今は実用化に向けた動きが進んでいるように、自分が考えるモビリティも必ず実現の時が来ると信じています。
大学4年間で一番思い出に残っていることは?
やはり友人と過ごした日々ですね。旅行に行ったり、ポートフォリオを見せ合ったり、時にはオンラインで朝まで議論を重ねたりしました。
技術コース生、技術コースを考えている人へメッセージをお願いします。
技術コース生の皆さんは“人間力”を養ってください。部活や恋愛、できることは何でもやったほうがいいです。
僕はフットサル部の部長として大人数を取りまとめる大変さを経験しました。忍耐力やときには覚悟、好きなものが好きでなくなるときもあります。ポジティブシンキングは高校時代に力をつけておいたほうが良いです。
あと、いまのうちから大学生や大学の教員とはもっとたくさん話してみてください。きっと刺激を受けますよ!
技術コースを考えている皆さんは好きなことがあればまず行動してみてください。誰かに背中を押されたときが意外ときっかけだったりします。とにかく行動あるのみです。頑張ってください!
僕はフットサル部の部長として大人数を取りまとめる大変さを経験しました。忍耐力やときには覚悟、好きなものが好きでなくなるときもあります。ポジティブシンキングは高校時代に力をつけておいたほうが良いです。
あと、いまのうちから大学生や大学の教員とはもっとたくさん話してみてください。きっと刺激を受けますよ!
技術コースを考えている皆さんは好きなことがあればまず行動してみてください。誰かに背中を押されたときが意外ときっかけだったりします。とにかく行動あるのみです。頑張ってください!
ありがとうございました!