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技術コース卒業生/[内定者インタビュー]電気電子工学科 平岡 晃弥さん


夢や目標を持ち続けてください。
努力すること、自分を信じることを最後まで諦めなければ報われます。


平岡晃弥さん/2021年技術コース卒
工学部 電気電子工学科 2025年卒
内定先:小田急電鉄株式会社


さっそくですが大学4年間を振り返ってみて、やりたいことをできた4年間でしたか?
後悔はありません!
将来の夢を叶えるために高大一貫7年間教育が特徴の技術コースを選びました。大学は電気電子工学科に在籍していますが、他にも写真部とゴルフ部に所属し、アルバイトやオープンキャンパスの学生スタッフとしても活動していました。
振り返ってみても充実した4年間でしたし、附属高校から含めると本当に濃い7年間だったと思います。
 改めて大学で電気電子工学科に入ったきっかけを教えてください。

尊敬する祖父の背中を追うためです。
祖父は小田急電鉄の電気部で働いていたので、幼少期からよく電気に関する仕事の話は聞いていました。
電気部は電車を運行させるために必要な電気設備に関する点検や保守を行う、縁の下の力持ちとして活躍しているエキスパートです。
祖父と同じ仕事に憧れ、目に見えない電気を安全に取り扱うための技術・知識を身につけたいと考え、選びました。
卒業研究は、絶縁体に想定以上の強い電気が流れることで起こる絶縁破壊に関する研究を行っています。
 振り返ってみて、在学中に苦労したことを教えてください。
電気電子工学科は高校の数学や物理の知識を基礎としているので、もともと数学や物理が苦手だった最初の頃はかなり苦戦しました...。
このあたりは、技術コースの頃から授業で岩渕准教授とつながりがあったので、アドバイスをもらっていたり友人に教えてもらいつつ、苦手を克服していきました。
また、在学中はコロナ禍とも重なり、授業はもちろん就職活動も不安や戸惑いを感じながらの生活でしたね。
 就職活動ではどんなところで、不安や戸惑いを感じましたか?
社会的な先行きの不安から多くの企業で採用の見送りもあり、小田急電鉄も同様でした。募集人数の縮小や募集停止もあり、一度は夢を諦めることも考えていました。
いろいろ不安な毎日を過ごしていく中で、先生からの薦めもあり、ハードウェアの制作をする企業や施工管理を手掛ける企業のインターンへ行き、他に自分がやりたいことを探しはじめていました。
 紆余曲折を経て、最終的に小田急電鉄へ?
小さい頃からの夢を叶えるために技術コースに入学し、大学まで頑張ってきたのでどうしても諦められなかったです。
もちろん、他企業の説明会やインターンも有意義だったのですが、改めて小田急電鉄の説明会を参加していくうちに魅力や自分が本当にやりたいことを再認識するきっかけにもなりました。
結果として応募が再開され、意を決して挑んだところ、小田急電鉄の車両部で内定をいただきました。

 車両部はどんな仕事があるのですか?
車両の点検や整備が主な仕事です。電車を安全に運行する上でいくつもの厳格な基準項目が設定されています。検査項目に基づいて1つ1つを丁寧に確認していきます。確認作業のなかで例えば、摩耗して基準を満たしていない部品があった場合は交換・加工をします。そして、点検の最後にパンタグラフから電車へ通電を行い、問題なく運行できるのかを確認します。
車両の点検・整備の仕事は、利用するお客さまの命に直結する仕事なので、緊張感の伴う仕事だと感じています。

 なぜ電気部ではなく車両部にしたのですか?
大学1年生の冬の出来事が車両部を志望するきっかけになりました。大学近くにある県立辻堂海浜公園に写真部の活動で行った際に偶然、園内に展示されている小田急の車両の塗り替え作業を行っていました。気になって作業をしている方に話かけてみると小田急電鉄の車両部の社員の方で仕事の魅力、やりがいを熱く語ってくれたことがとても印象に残り、職種を選択する時に車両部にすることを決めました。自分にとっては大きな転機となる出来事でしたので、入社後は当時の社員の方を探してお礼を伝えたいです!
 入社後の目標はありますか?
神奈川-東京という大都市圏を結ぶ代表的な鉄道として、多くのお客さまが利用する電車を安全に運行させるために、入社後はやるべきことを確実にこなしていきたいです。
そして、将来的には新型車両の設計に関わり、利用するすべての人が安心・安全に過ごせる快適な車内空間の設計し、会社の理念でもある「かけがえのない時間(とき)」を提供したいです。

 技術コース生、技術コースを考えている人へメッセージをお願いします。

高校3年間は自分のやりたいことを見つけ、趣味や特技を増やし挑戦してみてください。
そして、大学入学後は夢を実現するために、必要な情報を収集し、実現に向けて諦めずに目標を持ち続けてください。

 ありがとうございました!