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全国高校生マイプロジェクトアワード


2022 神奈川地域サミットに、本校の図書館大使2名が出場

2023年1月21日、「新図書館創設プロジェクト」二代目図書館大使である田中杏佳さん・横溝莉音さんが、一次審査を通過し、「全国高校生マイプロジェクトアワード2022」の神奈川地域サミットに出場しました。マイプロジェクトアワードとは、探究学習を実行した全国の高校生が一堂に集まり、活動の発表・参加者との対話を通して次の一歩を考える、日本最大級の「学びの祭典」です。(オンライン開催 文科省後援)

本校では現在、図書館の老朽化にともない、神奈川一を目指して、大規模かつ先進的な図書館を新たに建設しています。新図書館創設プロジェクトでは、「これからの時代に合った図書館のあり方」や「新図書館でどういった体験を提供すべきか」について、生徒、教員、建築家、デザイナー、皆で対話しながら、理想の図書館像を探求し続けています。
図書館大使である田中さんと横溝さんは、新図書館を単に本を読むだけの場所にするのではなく、「みんなにとっての居場所にしたい」という想いで活動してきました。今回の全国高校生マイプロジェクトアワードでは、これまでの活動の記録をまとめ、「新図書館をみんなにとっての第二の家にするには」というテーマで、プレゼンテーションをおこないました。主催者であるファシリテーターの方や同じグループの法政大学国際高校の生徒など、多くの方々からフィードバックをいただきました。

学校、とりわけ教室では、どうしても学業やスポーツ等で優劣がつけられてしまいます。特に本校は、約1800名以上の生徒が在籍し、複数のコースがあるため、様々な面で比べられてしまうことがあります。もちろん、比較や競争それ自体が悪いわけではありません。しかし、ときにクラスや部活の関係性、決まった価値基準から脱出したくなることがあるのです。そんなときに、ひとりリラックスできる居場所(サードプレイス)として新図書館が存在・機能すればよいのではと気が付きました。なお、国内において、今年度の不登校の人数は、過去最高となっています。これは「学校というセカンドプレイスに安心できる居場所がないことが原因なのでは」と、田中さんと横溝さんは考えています。

神奈川地域サミットのあと、図書館大使を中心に議論を重ねました。その結果、学校というセカンドプレイス内にサードプレイスをつくることが大切だという結論にいたりました。「誰一人見捨てない居場所づくり」を実現し、不登校を防ぎたいという新たな目標もできました。今後も新図書館をみんなにとっての居場所にするには、どうすれば良いのかについて探究し、行動に移していきたいと思います。