『HABITAT WEEK』 開催
『HABITAT WEEK』とは、本校の生徒にHABITATの可能性を体験してもらうためのイベントになります。
多くの生徒がHABITATに足を運び、思い思いの過ごし方でHABITATを体験しました。
また、様々な企画が行われたり、部活動、生徒会による参加もあったり、図書館という概念を超えて、コミュニュテースペースとしての可能性を大いに発揮しました。
いよいよ本校の新たなシンボルとして、HABITATがSHOKOと共に歩み始めます!
実施日時 |
7月18日(火)13:00~16:00 7月19日(水)13:00~16:00 7月20日(木)13:00~16:00 |
新図書館 HABITAT(ハビタット) 開館式
イベントの一環として、高等学校の新図書館HABITAT(ハビタット)の開館式を大勢の生徒・保護者、イベントに参加された方と迎えることができました。
山室校長の開式の挨拶に始まり、糸山祐理事長の祝辞、図書館大使の田中杏佳さんより糸山英太郎総長への御礼の言葉と続きました。
最後に糸山英太郎総長によるテープカットが行われ、その後、HABITATの館内見学を実施しました。
山室校長 開式の挨拶
糸山祐理事長 祝辞
図書館大使 田中杏佳さん(3年)より糸山英太郎総長へ花束の贈呈
糸山英太郎総長によるテープカット
図書館の概念にとらわれない『神奈川県一の図書館』を目指して、HABITATはさらに前進していきます。
2階教室
1階教室
受付カウンター
HABITAT使っちゃおうBOOK
待ちに待った新図書館が、6月4日(日)に開館式を行います!
当日は創立60周年を記念いたしまして、特別なイベント、Foodマルシェもご用意しております。
参加自由、予約は必要ありません。どなたでも参加可能です。ご家族、ご友人お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
生徒先生で話し合った図書館のキャッチコピー
ちょっと寄り道したくなる交流の場
本と人、人と人をつなげる図書館
本と学生のみならず、進学特化コースと図書館を利用するその他のコースとの交流を活性化し、
より多様なコミュニケーションを生み出します。
新図書館は高校の正門と高校本館、実習棟に隣接する場所に位置し、人が集まりやすい空間となっています。図書館の大切な役割は、まず人が集まること。そして、友人と知識を分かち合えること。高校の敷地内で最も人が行き交う好立地に建設いたします。
天気の良い日は、外で江ノ島や富士山を眺めながら湘南の潮風を感じることができます。
ドキドキするようなフレキシブルな空間
壁柱によって生まれる多様な空間
通常の柱梁による構造ではなく、ランダムな壁柱によって支える構造形式を取ることで、様々なスケールの場所を作り、学生自身で自分の好きな場所を発見できるひとつながりの空間を作ります。
壁柱によって生まれるさまざまな大きさの場所はさまざまな学びの形に対応し、新たな学びを生み出す場所としての図書館を目指します。
重厚感のあるレンガを中心としたインテリアデザイン
外壁と同じレンガタイルを用い、外と一体となった開放的な図書館を演出します。
高い天井高
1階400㎝、2階450㎝、3階500㎝、空調設備機器を壁、床にまとめたRC打ち放しによるフラットな天井とし、天井高の高い開放的な空間を作ります。
カーペット
温かみのあるタイルカーペットを用い、吸音性、耐久性、メンテナンス性に配慮した仕上げです。
1Fはタイル張りとし、広場との一体感を高めます。
段状部に座ることができ、部活のミーティングなどに利用ができる空間です。普段は学生が座り、本を読む空間として機能します。
イベントスペース
OAフロアとし、PCの利用や文化祭などの催し物の際のイベ
ントの会場として利用できる多目的なスペースとします。
高校正門と高校本館の間の動線上に位置し、多様な家具が置いてあり、カフェの一部としても利用できる賑わいの溢れるラウンジとします。
カフェ
広場に面した位置に計画をすることで、広場との一体利用が可能な開放的なカフェとします。
教室の間に位置し、書棚があり、図書の閲覧や勉強ができる空間です。教室に隣接することで、休み時間などの短い時間にも本を探したりすることができます。
ワクワクするような開放感
知・徳・体を育む広場と一体となった図書館
広々としたピロティやテラスを作り、部活動にも活用しながら、勉学のみならず、知・徳・体を育む図書館を作ります。
多角形の形状
正門から広場へと動線を緩やかに誘導します。
図書館に併設しており、ロッカー、黒板、プロジェクターのある教室です。図書館の中にあることで、より書物との関係性を深め、学びの意識を高めます。また、図書館部分からも見通せる教室とし、開かれた教室とすることで、近年問題となっている教室の密室化に配慮します。
SIT 新図書館ができるまで
新図書館プロジェクト
生徒が実践的な社会経験を積める
2019年からスタートした「新図書館プロジェクト」は、生徒・教員・企業(デザイナーや建築家など)が一体となって、「他にはない魅力的な図書館」を創ることを目指しています。オンライン会議を通して、教員や企業の方と一緒にプロジェクトを進行していく経験は、生徒にとっての今後の人生やキャリア教育の観点からも非常に貴重や経験となっています。このように『生徒が実践的な社会経験を積むことができる』ことも、SHOKOならではの特徴といえます。
学校の図書館とは、単に本が読める、静かに勉強に取り組める場所でいいのでしょうか?2019年に私たちは、理想的な図書館とはどんなものか生徒・教員目線で探るためのワークショップを実施。2020年からは、生徒代表である図書館大使を中心に、オンライン上でいろんなものを作ったり、対話したりしながら、SHOKOにとっての理想的な図書館の姿を探しています。
コロナ禍はリモート中心に活動。オンライン会議ツールのMiroを使って、お互いの考えを直接会っているかのように共有したり、ビブリオバトルを実施したりすることで、様々なアイデアを生み出すことができました。対面で話せなくても、工夫と想像力さえあれば、新図書館プロジェクトの可能性は無限大です。
『新図書館でこんな風に過ごしたい』を作品にしよう!といったような趣旨で全校生徒と全先生を対象にアイデアコンテストを実施中です。絵や写 真をはじめ、レゴやマインクラフトを用いて、アイデアを自由に表現してもらいました。創造性あふれる作品が集まりました。コンテストの結果が待ち遠しいです。
ワーク内で出た意見やアイデアはもちろん、活動内容全般についてこのサイトにまとめています。当事者である生徒自らが新図書館利用者の目線や気持ちを大切にしながら、情報発信に努めています。また、プロジェクトの軌道修正をしながら、その内容を整理、発信する経験は、社会人になっても必ず役に立つと思っています。
図書館大使
初代図書館大使
滝沢 悠太さん
僕たち新図書館プロジェクトのメンバーは、ワークショップや会議を通して企画に携わってきました。気軽に立ち寄れて、新しい発見や出会いが生まれるような、そんな図書館を作りたいと思います。
2代目図書館大使
横溝 莉音さん(写真左)
多くの生徒が青春を過ごす空間を生徒自ら企業の方、先生方と共に創造する。1回1回のワーキングがとても刺激的で今までない新たな出会いが待っています。そんな活動に皆さんも参加してみませんか?
田中 杏佳さん(写真右)
普段は企業の方々とメールや会議を通してプロジェクトの企画等を実施しています。こんな経験ができるのは新図書館プロジェクトをおいて他にないです。訪れると新たな学びと出会いがある、そんな図書館を創りたいです。
プロジェクトファシリテーター
EAU 設計事務所 安仁屋宗太さんより
手探りの中で続けてきたSHOKOならではの図書館づくり。あの生徒さんの豊かな感受性、あの先生の赤裸々な本音、みなさんの一つ一つの積み重ねがいよいよカタチになってあらわれます。2023年春オープン(予定)が楽しみです!
MIMIGURI ワークショップデザイナー 猫田耳子さんより
先生でも家族でもない企業の人という立場でこのプロジェクトに関わり、早4年目。定期的に開催している新図書館のアイデアを考えるワークショップも、完成に向けていよいよラストスパート!建物は出来てからが始 まりです。完成後も自分たちのための図書館を是非自分たちで創り続けて欲しいです。
第1回 新図書館工事現場見学会
写真を撮ったり、メモを取ったり
建設会社の工事現場監督の説明
地盤改良杭工事と掘削工事が完了
第2回 新図書館工事現場見学会
12名の生徒と4名の教員が参加し、初めての内部見学ということもあり、コンクリート構造の重みに圧倒され、一部生徒からは驚嘆の声も上がっていました。
1階イベントホールの様子
上階に吹き抜けのらせん階段ができます
1階天井の様子
1階その他部屋の様子
1階トイレ建設中
第3回 新図書館新築工事見学会
今回も1階の部分を見学しましたが、前回はむき出しのコンクリートだった内壁が、タイル張りの斬新なデザインの内壁に変貌していました。
生徒と教職員共々、次の見学会まで、「ドキドキ、ワクワク」で期待感いっぱいです。
生徒・教員・企業が一体となった、SHOKOならではの「他にはない魅力的な図書館」創設プロジェクトは順調に進行しています。
壁がタイル張りに
建築会社の方に積極的に質問
写真撮影