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第51回卒業式



卒業証書授与

3月8日(土曜日)、多くの保護者の方々に見守られた中、第51回卒業式が執り行われました。
この日、4月からの新生活へ希望に胸を膨らませ本校を巣立っていった卒業生のみなさん、おめでとうございます!

来賓祝辞

卒業生代表答辞

吹奏楽部演奏

在校生による見送り(花道)

式辞
 今日、この佳き日に、ご来賓、保護者の皆様にご出席を賜り、ここに、第51回湘南工科大学附属高等学校卒業式を挙行できますこと、大変嬉しく存じます。ご多用の中、ご臨席賜りました来賓の皆様には厚く御礼を申し上げます。また、保護者の皆様には、お子様の卒業を心からお喜び申し上げます。
 本日、ただいま、体育コース63名、進学コース231名、特進コース38名、332名の普通科生徒諸君に卒業証書を授与しました。
 まずは、生徒諸君、卒業おめでとう。心からお祝いを申し上げます。

 今年の冬は、二度も大雪にみまわれ、啓蟄の節気を向かえたとはいえ、大地温まりといった風情ではなく、寒さ厳しい日々が続いています。しかし、本日、春らしき日差しの中で、この年度の生徒諸君が、卒業式を無事に、そして、盛大に迎えられたこと、ひとしお嬉しく感じる所です。
 諸君が入学のとき、3・11の未曾有の東日本大震災のために入学式が取り止めとなりました。当時、私は大学学生部長を務めていました。この大講義室では大学新入生の安全が図られず、彼らを分散させて迎え入れたことを鮮明に記憶しています。その後、大学では数名の学生の実家が被災地にあって被害を受けたことを知りました。彼らの経済的負担軽減のために、糸山総長をはじめ、本日臨席の内村常務理事のお力を借りて、特別奨学給付の施行に努めていた日々を想いだします。
 大学の被災学生がここ数年順次卒業する中で、当時高校入学の諸君らも本年無事に卒業されることになり、保護者の皆様と同様に、感慨無量の面持ちです。
 生徒諸君らとの思い出として、私が校長になって初めて同行した諸君らの修学旅行も忘れられないものでした。
 別けても、富良野での農業体験は本校でも始めての企画でありました。受入れ農場を駆け足で廻り、諸君らの活き活きした体験の姿を拝見しました。
 それに関連して、昨年の秋には食育教育の一環として特別の昼食会を2年生のクラスで行いました。その折り、(諸君らは担任の先生から説明されたかも知れませんが、)ハンバーグランチに添えられていたジャガイモやニンジンは富良野から、旬でもないあの時期にわざわざ送って頂いたものでした。楽しいだけの食事会だけでなく、富良野の体験を思い出されたでしょうね。
 後日談ですが、お礼も兼ねて、この冬、富良野に行ってきました。実は、農業体験ではお世話になった小さな農家の初老のご主人が富良野スキースクールの校長をされていることを聞かされていました。また、そこの副校長は旬をすぎた時期に大切な種芋を送って下さった方でした。表敬訪問の折り、校長から、校長宅はすでに農業の第一線を退かれましたが、本校生徒数に合せてやくやくホスト役をかって頂いたことを聞きました。また、副校長からの種芋が如何に大切であるかも知らせて頂きました。
 本校生徒の体験はわずか1日も満たないものでしたが、地元の方々は我々には見えない所で、精一杯の支援をして頂いていたと再認識させられました。諸君らには、わずかに過ごした時間とはいえ、眼に見えない支援や助力を受けていたことを想い出とともに忘れないで頂きたいものです。

 このように目に見えない支援や助力はこのときだけとは限らないでしょう。諸君が家にあってはご家族から、教室にあっては先生方から、通学途中にあっては、社会の方々から目に見えない支援や助力を受けています。
 高校を卒業してからは、むしろ諸君らが家族に、町の方々に、社会に、あるいは、世界に、目に見えないプライスレスな支援、助力を供する側になるように、心がけてもらいたいものです。
 本校の校風である自由闊達さは、単に自由気侭ではなく、社会に受け入れられる個性を伸ばすために、自ら律する自由であることをすでに会得されているはずです。とくに「社会で活きる個性の育成」をキャッチフレーズにして諸君の自律を求めてまいりました。皆さんが手にしている卒業証書はその証でもあります。
 本格的な社会人になるためには、Priceless, Professional, Prideの3Pが必要です。諸君らが苦難にも打ち勝ちながら、この目標にたゆまぬ前進されることを希求いたし、はなむけの言葉とします。
 最後に、皆さん並びにご家族がご健勝に過ごされ、皆さんの前途に幸(さち)多(おお)からんことを心から祈念して、式辞とします。
平成26年3月8日
湘南工科大学附属高等学校校長 幾田信生

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