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令和4年度 第62回入学式


令和4年4月3日(日)、第62回入学式が執り行われました。
今年は588名の新入生を迎えました。あいにくの雨の中、真新しい制服姿で登校した新入生は、各クラスの教室に入場しました。その後大講義室へと移動し、期待と不安が入り混じった緊張感の中で、式典が始まりました。コロナ禍での入学式は、様々な制限がある中での実施となりましたが、新入生代表の挨拶は、これからの高校生活への意気込みが強く感じられました。

湘南工科大学 糸山 英太郎総長 

学校法人湘南工科大学 糸山 祐理事長

湘南工科大学 木枝 暢夫学長

令和4年度入学式 校長式辞

新入生の皆さん、湘南工科大学附属高等学校へのご入学、おめでとうございます。高等学校を代表して、皆さんを心から歓迎いたします。また、新入生のご家族、ご関係者の皆さまにも、今日の良き日を迎えられましたこと、心よりお喜び申し上げます。

山室 智明校長

 さて、588名の新入生の皆さん、これからの三年間を日々挑戦の場とし、自己の才能を伸ばして、充実した高校生活を送るように期待しています。また、高校の三年間は、人生の基礎を培う大切な時期です。本校に入学するのも「縁」あってのことです。この「縁」を大切にしてください。縁を大切にするとはどういうことでしょうか。それは、この学校が自分にとって最適な学校であると信じて生活するということです。本日入学した皆さんすべてが、はじめから本校を志望した訳ではなかったと思います。個人それぞれ思いはあるでしょうが、この学校が自分にとって最も良い学校で、ここを母校とする決意を持って高校生活を始めてください。こうした決意がない限り、充実した学校生活は送れません。成績も伸びません。


新入生代表宣誓

これからの高等学校三年間に、何を学び、何を行うのかの目標は、すでに皆さん一人一人の胸中にあると思います。その達成のために頑張ってもらいたいものです。激動の時代といわれる昨今、この変化の激しい社会を逞しく生き抜いていくための、基礎となる力を身につけることが必要です。

そのために、高校生として、高校時代に、次の三つの「C」を実行してもらいたいと思っております。
三つの「C」とは、challengeconsiderControlの三つのことです。

まず、challengeは、高校生活へ、高校生への挑戦です。
中学生気分から脱皮して、受け身ではなく主体的に、勉強に、スポーツに、部活動に、奉仕活動に、あらゆるものにチャレンジしてください。高校で期待する学びは、積極的な姿勢で向き合うからこそ、逞しく生きるための「活きた学力」が手に入れられるのです。そのためのチャレンジです。

次に、considerは、自分で考え、判断して、行動してほしいということです。
considerはよく考えることを意味します。よく考えることは、他を思いやることに通じます。人間が人間として生きていくためには、温かな人間関係がますます重要です。思いやることができる人は、他人の痛みや気持ちが理解できます。これは立派な社会人の基礎的な条件です。考えて、判断し、行動する訓練をぜひ積んでほしいと思います。

さらに、Controlは、自分をコントロールできる能力を養ってほしいということです。理性という言葉に置き換えることもできます。一人一人が耐性を育むことです。人間が社会生活を円滑に行うためには、自己のコントロールが重要です。

「さあ、いま、ここから」
どうかこの三つの「C」を皆さんの目標の中に取り入れて、達成されることを望みます。

終わりになりましたが、保護者の皆様にお願いを申し上げます。「保護者の皆様」と「私たち教職員」は、今日から、ここに並んでいる新入生の皆さんを「指導し、より良く育てていく」という同じ仕事に取り組むことになりました。同じ仕事を、ご家庭と学校の両方で分担する訳ですから、お互いに協力しなければ効果をあげることはできません。協力の基本は、お互いの理解と信頼であります。私たちは、力を尽くしてご家庭の教育の理解に努めてまいります。保護者の皆様におかれましても、どうか本校の教育方針や指導についてご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後に、新入生の皆さんの高校生活が、楽しく充実したものとなりますよう心から祈念して式辞といたします。

令和4年4月3日 湘南工科大学附属高等学校校長 山室智明