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令和3年度 第61回入学式


令和3年4月4日(日)、第61回入学式が執り行われ、今年は647名の新入生を迎えました。
満開の桜の下、真新しい制服姿で登校した新入生は各クラスの教室に入場。その後大講義室へと移動し、期待と不安が入り混じった緊張感の中で式典が始まりました。
コロナ禍での入学式は様々な制限がある中での実施となりましたが、新入生代表の挨拶は、これからの高校生活への意気込みが強く感じられました。

令和3年度入学式 校長式辞

現在、新型コロナウィルスの感染が拡大する状況の中で、異例の形にはなりますが、本日このように入学式を挙行できますことを嬉しく思います。
 また、入学式にご出席いただくことが叶いませんでしたが、保護者の皆様には、今日まで長年にわたるご家庭での養育に、心から敬意を表します。

山室 智明校長

さて、647名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
これからの三年間を日々挑戦の場とし、自己の才能を伸ばして、充実した高校生活を送るように期待しています。
 
 また、高校生の三年間は、人生観の基礎を培う大切な時期です。本校に入学するのも「縁」あってのことです。この縁を大切にしてください。縁を大切にするとはどういうことでしょうか。

それは、この学校が自分にとって最適の学校であると信じて生活すると言うことです。
本日入学した諸君すべてが、はじめから本校を志望した訳ではなかったと思います。個人それぞれ思いはあるでしょうが、この学校が自分にとって最も良い学校で、ここを母校とするという決意を持って高校生活を始めてください。
こうした決意が無い限り、充実した学校生活は送れません。成績も伸びません。

本校における高校生活を生涯の宝として大切にできるものとするために、皆さんの心に誓って欲しいことが三つあります。

一つは、「自ら進んで行動する」ということです。高校時代は青春の真っ只中です。その姿勢が受け身では、実り豊かな高校生活は期待できません。
なぜならば、皆さん一人一人に求められている努力を忘れては、親が、先生が、社会が、と他に責任を転嫁する人間になりかねません。
現代社会に生きる皆さんにとって、大切な能力として求められることは、単に知識を暗記するのではなく、自ら進んで学ぶ姿勢と自ら主体的に判断し行動することです。

二つには、「規律ある行動をする」ということです。
集団生活を営む人間社会において、私たち一人ひとりの自由や幸せを維持するため、規律を守ることは人類が作り出した知恵なのです。
本校における規律ある高校生活を通して、集団生活における役割の自覚と責任を体得することを望みます。

三つに、「目標を持って努力する」ということです。
高校生活三年間の延長線上に、どのような人生を生きるかを具体的に見据えて高校生活を送ってほしいのです。「立志は万事の根源なり」という言葉があります。立志とは志を立てること、言い換えれば目標を持つということです。目標を持つことは、生活を充実させる基盤です。
新入生の皆さん、確かな目標を定め、今日から始まる高校生活を充実したものにしてください。皆さんなら必ずできると確信しております。

終わりになりましたが、保護者の皆様にお願いを申し上げます。

保護者の皆様と私たち教職員は、今日から、ここに並んでいる新入生の皆さんを「指導し、よりよく育てていく」という同じ仕事に取り組むことになりました。
同じ仕事を、ご家庭と学校の両方で分担するわけですから、お互いに協力しなければ効果をあげることはできません。協力の基本は、お互いの理解と信頼であります。私たちは、力を尽くしてご家庭の教育の理解に努めてまいります。
保護者の皆様におかれましても、どうか本校の教育方針や指導についてご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後に、新入生の皆さんの高校生活が、楽しく充実したものとなりますよう心から祈念して式辞といたします。