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校長メッセージ~2度目の緊急事態宣言に立ち向かう〜


【在校生・保護者向け】校長メッセージ~2度目の緊急事態宣言に立ち向かう〜

生徒の皆さんへ

 緊急事態宣言の発出に伴い、本校では1月13日からは昼食なしの午前中授業、そして1月25日からは遠隔配信授業とすることにしました。神奈川県の感染者数の増加傾向や医療体制の逼迫(ひっぱく)状況、そして多くの生徒が在籍する本校の特性を考えあわせた、教育を止めないための熟慮の結果です。また一部行事の中止や修学旅行の延期も決定しました。「なぜ自分たちだけが…」と、がっかりしている皆さんも多いことと思います。

 そうした中で医療従事者の方々は、24時間体制で感染者に対応してくれています。世界中の研究機関ではワクチンの開発と供給に取り組んでいます。いま私達は、不測の事態に失望するのではなく、不測の事態においても湘工の生徒らしい明るく、楽しい高校生活を送るために、一人ひとりが柔軟で粘り強い対応をして感染拡大を防ぐため誠実に協力し合うことが必要とされています。コロナ禍が長期化し、毎日の健康チェックや手洗い・うがい、そしてマスクの着用がいいかげんになっていないでしょうか?

 1年生、2年生の皆さん、決して皆さんが思い描いていた学校生活ではないでしょう。昨年の遠隔授業では、慣れないスタイルで集中が難しかったという声を聞いています。しかし皆さんには前回の経験があります。先生方も一層工夫をして授業を進める準備をしています。安心して授業が続けられることを前向きにとらえ、意欲を持って授業に向き合ってほしいと思います。

 3年生の皆さん、いよいよ16日・17日は大学入学共通テストです。今年の3年生は、入試制度改革初年度のうえにコロナ禍と、どれだけの試練を与えられるのか?と胸が痛みます。どうか規則正しい生活で体調管理に留意し、第一希望に向かって最後まで努力を続けてください。


令和3年1月14日
湘南工科大学附属高等学校
校 長  山 室 智 明