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関東大会出場:弓道部


10年ぶりの関東大会出場

平成28年5月3日、神奈川県立武道館で開催された弓道神奈川県予選会において5位入賞を果たし、第60回の関東高等学校弓道大会への出場切符を手に入れました。実に男子団体としては10年ぶりの出場です。顧問の鈴木先生や期待に応えてくれた3年生メンバーの関東大会リポートです。

関東大会レポート  弓道部顧問 鈴木慎一(国語科)

出場メンバーについて
3年生になり射技を向上させ、校内での練習では的中率も非常によかったのですが、チームとしてはまだまだ不十分なところがあり、何度も悔しい思いをしてきました。しかし、それぞれが自己と向き合いつつもお互いを認め合い、そして信頼し合い3人が1つになっていきました。そして、チーム的中率も75%を越えられるようになりました。

指導するうえで意識したこと
細かい点は何も言わずに生徒自身が射法八節(弓を引く上での八つの動作)を意識して引くようにと指導しました。正射必中といい、弓は正しく引ければおのずと的中するものです。メンタル面でも特に声かけはせずに生徒に任せました。彼ら自身、弓を引く前後に必ず目標点と反省点を言いあい、お互いを高め合っていましたので、声かけの必要もありませんでした。

今後の目標
私の好きな弓道用語に「射即人生」というものがあります。射技を向上させることはもちろんですが、日常生活においても弓を嗜むものとしての心持を指導していきます。

関東大会当日の様子
関東大会 平成28年6月3日~5日 栃木県立体育館特設弓道場
生徒のやる気は十分にみなぎっていました。しかし、会場の雰囲気にやや飲まれてしまったように感じました。緊張感が後ろに控えている私にも伝わってきました。ましてや体育館のアリーナを使用した特設弓道場のため横に広く、的が規定よりも遠く感じたことと思われます。行射(弓を引くこと)中は選手も監督の私も一切口を開くことはできません。ただただ、私も生徒を信じるばかりでした。

予選1回戦目は緊張しながらも学校で練習しているように引くことができ、8中/12射(1人4射3人1チーム)とまずまずの成績でした。2回戦目は1回戦目に比べ落ち着いていましたが、その分「中てなくては」という気持ちが働いたのか、6中/12射という成績でした。今回大会の決勝進出上位16チームは1・2回戦合計的中16中/24射以上となったため、残念ながら予選敗退という結果に終わりましたが、生徒にとってこれからの人生において非常に有意義な経験となりました。関東大会に出場したことを誇りに思い、卒業後もOBとして後輩指導に来てくれることを期待しています。

関東大会出場出場メンバーの感想

3年13組 柴田隆平(しばたりゅうへい)
関東大会と言う普段とは違う大きな舞台で弓を引くことができ、そこでは自分が2年半積み重ねてきた練習の成果を十分に発揮できたことから、精神的、技術的な面での自分の成長を感じられたため、これからの大学受験などに向けての大きな自信となりました。また、結果ではなく仲間と努力して練習した日々にこそ本当に価値があるのだということにも気づくことができました。

3年18組 金原友紀(きんばらゆうき)
関東大会出場という貴重な体験を得て、2年間半弓道を続けたことによる精神面での成長や信頼できる仲間がいることの素晴らしさを実感し、自信と誇りを持つことができました。

3年12組 鈴木謙伸(すずきけんしん)
1年間半、積み重ねてきた努力が関東大会出場という形で実りました。本戦では結果を形として残すことは出来なかったものの、ここまで仲間と辿り着けたことが高校生活での最高の思い出となりました。また、弓道を通して学んだ様々なことを今後の人生に生かしていきます。